オートスロットルのメカニズム           Project J

皆さんからのメールで最も多いのが、オートスロットルの機構についての質問です。私のオートスロットルの機構の一部をご紹介します。

図1

 図1はオートスロットルの機構です。ネジ溝を切った直径6mmの長いシャフトが軸受けを介してボックス内に装備されており、シャフトの一方の端にはギアードモーターがついています。このギアードモーターが回転するとこのシャフトも同じように回転します。スラストレバーの中心部には6mmの穴をあけ、このシャフトに通します。この図ではレバーは1本だけ描かれてますが、実際には同じようなレバー4本が1本のシャフトに付いています。スラストレバーの両側にはナイロンワッシャーをはさんで普通の金属ワッシャー、6角ナットで固定されています。レバーの動きをポテンショメータに伝えるのには、プラスティック製のギアを使っています。たったこれだけの機構です。

 ナイロンワッシャーはスリップ機構となります。両側からナットで適度な圧力で締め付け、緩まないようにダブルナットで固定します。オートスロットル時には、ギアードモーターが動くとシャフトが回転し、この回転ともにレバーも前後に(4本揃って)自動的に動きます。マニュアルスロットル時には、レバーを動かすと、ナイロンワッシャーのところでスリップしてシャフト自体は動きません。都合がよいことにギアードモーターは軸をまわそうとしてもかなりの力が必要ですから、1本1本別々にレバーを動かしてもモータシャフトそのものは回らないのです。4本のレバーを別々に操作できますから、片肺飛行も簡単にできます。
 

下の図2はEPICでコントロールするための配線の概要です。図が大きくて、ブラウザからはみ出してしまうかも知れませんがご容赦ください。

EPIC用のプログラムは以下のリンクをご参照ください。

 EPICプログラム

実際の内部写真は以下のリンクをご参照ください。
 スロットルボックスの内部
 
 

図2

 

 
 
 
 
 

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Junji Hirayama
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